ビジネス 2026.07/30

銀行名が変わったら何をする?請求書の変更方法と顧客への案内文・別紙雛形

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銀行名変更が発表されたとき、請求書や顧客への案内をどのように変更すればよいか迷う方も多いのではないでしょうか。

取引銀行の名称が変わったら?請求書や顧客への案内でやるべきこと

銀行の合併や再編、ブランド変更などにより、利用している銀行の名称が変更されることがあります。

最近では、住信SBIネット銀行が2026年8月3日から「ドコモSMTBネット銀行」へ銀行名を変更すると発表しました。

このような銀行名の変更は、口座番号や支店番号が変わらない場合でも、請求書や顧客への案内をそのままにしておくと、


「どちらの銀行名を入力すればいいの?」

「振込先が見つからない」

「口座自体が変わったのでは?」


と、取引先を迷わせてしまう可能性があります。

この記事では、利用している銀行の名称が変わったときに確認することや、請求書の修正方法、顧客への案内文の雛形をご紹介します。

銀行名が変更されることは珍しくありません

銀行名は、銀行同士の合併や企業グループの再編、ブランド変更などによって変わることがあります。

銀行名が変更されたからといって、必ずしも口座そのものが変更されるわけではありません。

銀行によっては、次の情報がそのまま引き継がれる場合があります。

・金融機関コード
・支店名
・支店番号
・口座種別
・口座番号
・口座名義

一方で、変更内容や対応期間は銀行ごとに異なります。

「銀行名だけの変更だろう」と判断せず、必ず銀行の公式サイトや案内書類を確認しましょう。

銀行名が変わるときに確認すること

銀行名の変更が発表されたら、まずは次の項目を確認します。

1.新しい銀行名

漢字表記だけでなく、振込画面で使用するカナ表記も確認しておきましょう。

顧客がインターネットバンキングやATMから振り込む場合、カナ表記で銀行名を検索することがあります。

2.変更日

銀行名がいつから変わるのかを確認します。

案内が発表された日と、実際に銀行名が切り替わる日は同じとは限りません。

請求書の発行日ではなく、顧客が実際に振り込む日を基準に案内することが重要です。

3.金融機関コードや口座情報の変更

次の情報に変更がないか確認します。

・金融機関コード
・支店名
・支店番号
・口座番号
・口座名義

銀行名だけが変わる場合は、そのことも顧客に明記しておくと安心です。

4.旧銀行名が使える期間

銀行によっては、名称変更後も一定期間は旧銀行名での振込を受け付ける場合があります。

ただし、旧銀行名が使える期間が設けられていても、振込元の金融機関や使用するサービスによって取り扱いが異なる可能性があります。

基本的には、変更日以降は新しい銀行名を案内しましょう。

5.口座振替や自動入金への影響

銀行振込だけでなく、紐付けているサービスも確認が必要です。

・クレジットカードの引き落とし
・公共料金の口座振替
・決済サービスからの売上入金
・ECサイトからの入金
・給与や報酬の受取口座
・補助金や助成金の受取口座
・会計ソフトや請求書発行システムとの連携

自動的に変更されるケースもありますが、登録情報の修正が必要なサービスもあります。

銀行名が変わったときにやるべきこと

銀行名の変更内容を確認したら、自社で使用している振込先情報を整理していきます。

1.請求書の振込先情報を変更する

請求書に記載している銀行名を、新しい名称に変更します。

ただし、変更日の前後は顧客が混乱しやすいため、しばらくの間は新旧の銀行名を併記すると分かりやすくなります。

【記載例】

振込先:〇〇銀行
(旧銀行名:△△銀行)

支店名:〇〇支店
口座種別:普通
口座番号:1234567
口座名義:カ)〇〇〇〇

変更日前に発行する請求書で、支払期限が変更日以降になる場合

【記載例】

※〇年〇月〇日より、振込先銀行の名称が「△△銀行」から「〇〇銀行」へ変更されます。
変更日以降にお振込みいただく際は、新しい銀行名をご指定ください。
なお、支店名・口座番号・口座名義に変更はありません。

2.請求書のテンプレートを修正する

毎月同じ請求書を複製して使用している場合は、元となるテンプレートも忘れずに変更しましょう。

修正対象として考えられるものには、次のようなものがあります。

・Excelやスプレッドシートの請求書
・会計ソフトの請求書テンプレート
・請求書発行システム
・PDFの請求書雛形
・見積書や契約書
・申込書
・案内資料
・メールの定型文

過去の請求書をコピーして作成していると、旧銀行名が残り続けることがあります。

一度、振込先情報が記載されている書類をまとめて確認しておきましょう。

3.継続取引の顧客へ事前に案内する

毎月振込をしている顧客は、振込先をインターネットバンキングに登録している可能性があります。

銀行名が変わったことを知らないまま振込操作をすると、エラーが出たり、振込先が表示されなかったりすることがあります。

変更日より前に、メールやLINE、チャットツールなどいつもやりとりしている連絡手段で案内しておくと安心です。

4.請求書に案内の別紙を添える

多くの取引先に請求書を送っている場合は、請求書の備考欄だけでは案内が見落とされることがあります。

その場合は、「振込先銀行名変更のお知らせ」という別紙を作り、請求書と一緒に送付する方法がわかりやすくおすすめです。

5.ホームページや申込ページを修正する

銀行振込を選択した顧客に対して、ホームページや申込完了ページで振込先を案内している場合は、その情報も修正します。

・ホームページ
・オンラインショップ
・申込フォーム
・決済後の案内ページ
・自動返信メール
・LINEの自動配信
・リッチメニュー
・会員サイト
・PDF資料
・講座やサービスの案内ページ

請求書だけを変更しても、自動返信メールに旧銀行名が残っているケースがあります。
このあたりの漏れがないよう気をつけてください。

6.社内や担当者にも共有する

請求書を複数のスタッフが発行している場合は、変更内容を社内でも共有します。

・新しい銀行名
・変更日
・変更されない口座情報
・顧客への案内方法
・新しい請求書テンプレートの保存場所

この5点をまとめて共有すると、スタッフによって案内内容が異なることを防げます。

顧客への銀行名変更のお知らせメール雛形

以下は、顧客へメールやLINEで案内するときに使用できる雛形です。

——
【振込先銀行名変更のお知らせ】

いつもお世話になっております。

このたび、弊社が利用しております振込先銀行の名称が、下記のとおり変更となります。

旧銀行名:〇〇銀行
新銀行名:△△銀行
変更日:〇年〇月〇日

変更日以降にお振込みいただく際は、新しい銀行名「△△銀行」をご指定くださいますようお願いいたします。

なお、支店名・口座番号・口座名義に変更はありません。

お手数をおかけいたしますが、ご登録いただいている振込先情報の変更をお願いいたします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
——

請求書に記載する短い案内文の雛形

請求書の備考欄などに入れる場合は、次のように短くまとめます。

——
【記載例】

〇年〇月〇日より、振込先銀行の名称が「〇〇銀行」から「△△銀行」へ変更となります。変更日以降は、新しい銀行名をご指定ください。なお、支店名・口座番号・口座名義に変更はありません。
——
さらに短くする場合は、次の表記でも伝わります。

——
【記載例】

※振込先銀行は、〇年〇月〇日より「〇〇銀行」から「△△銀行」へ名称変更となります。口座番号等に変更はありません。
——

請求書に添える別紙の参考雛形

請求書と一緒にPDFや書面を添付する場合の参考にしてください。

——

振込先銀行名変更のお知らせ

平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。

このたび、弊社が利用しております振込先銀行の名称が、下記のとおり変更となりますのでお知らせいたします。

■変更内容

旧銀行名:〇〇銀行
新銀行名:△△銀行
変更日:〇年〇月〇日

■振込先情報

銀行名:△△銀行
支店名:〇〇支店
口座種別:普通
口座番号:1234567
口座名義:カ)〇〇〇〇

なお、銀行名以外の支店名・口座番号・口座名義に変更はありません。

変更日以降にお振込みいただく際は、新しい銀行名をご指定いただきますようお願いいたします。

また、インターネットバンキング等に振込先をご登録いただいている場合は、登録内容の変更をお願いいたします。

お取引先の皆さまにはお手数をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

〇年〇月〇日

会社名・屋号:〇〇〇〇
代表者名:〇〇〇〇
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メールアドレス:〇〇〇〇

——

銀行名変更のお知らせを装った詐欺にも注意

銀行名や振込先の変更案内は、請求書を使った詐欺や振込先変更詐欺と間違われる可能性があります。

顧客に安心してもらうため、案内するときは

・普段使用しているメールアドレスやLINEから送る
・銀行名以外の変更の有無を明記する
・変更日を明記する
・会社名や担当者名を記載する
・不明点がある場合の問い合わせ先を記載する
・口座番号も変わる場合は、別の方法でも確認してもらう

など、相手も迷わないように気遣いすることを忘れないようにしてください。
特に、銀行名だけでなく口座番号や口座名義まで変わる場合は、メールだけで案内すると不審に思われる可能性があります。

電話や契約中のチャットツールなど、別の連絡手段も使って案内すると安心です。

まとめ

銀行名が変更されるときは、銀行から案内された内容を確認したうえで、請求書や顧客への案内を変更しましょう。


・新しい銀行名と変更日を確認する
・金融機関コードや口座番号の変更を確認する
・請求書の振込先情報を修正する
・請求書のテンプレートを更新する
・継続取引の顧客へ事前に案内する
・ホームページや自動返信メールを修正する
・必要に応じて請求書に別紙を添える
etc

銀行名だけの変更であっても、案内が不十分だと顧客や取引先を迷わせてしまいますし。
大切な売上が入ってこないということにもなりかねません。

変更日の前後は新旧の銀行名を併記し、いつから新しい銀行名を使用するのかを分かりやすく伝えるましょう。

そして、これを機に
日常使いしている書面をブラッシュアップもおすすめです。

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